従来の加熱して分離・精製・濃縮する蒸留法と比べて大幅にエネルギー消費量を削減
「超音波霧化分離技術」は従来の蒸留法に代わる可能性を持つ、非加熱・省エネルギータイプの液体濃縮・分離技術です。各種溶液に1.6MHz~2.4MHzの超音波を与えると“霧”が発生し、その霧を回収すると、蒸留法よりも低エネルギーでかつ高効率で各種物質を濃縮・回収する事が可能です。
用途
- バイオマスアルコール製造におけるアルコール濃縮行程への利用
- 揮発成分の分離濃縮
- 石油改質
- ナノ物質の分離・分級(ナノ粒子の50nm単位の分級が可能)
- 表面化学反応
- 吸収・悪臭除去による脱臭
- 分子レベルの高速度混合
使用例
- 食品系廃棄物からの有用成分の回収。例えば香酸柑橘類廃果皮からの香気成分の濃縮・回収
- 電子材料工場から排出されるIPA溶液の濃縮・回収
- 有機溶媒を含む廃液からの有機溶媒の回収
- 糖の希薄水溶液からの糖質の分離濃縮
- カーボンナノチューブの濃縮
- ナノ粒子の50nm単位の分級
- 脱臭装置
- 表面酸化反応装置
- 分子レベルの高速度混合
基本情報
仕様 |
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よく使用される業種 | 試験・分析・測定、環境、エネルギー、医薬品・バイオ、建材・資材・什器、製造・加工受託、その他製造、医療・福祉、教育・研究機関、その他 |
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オペレーション費用については、
1)一日あたりの処理量、2)稼働時間、3)初期濃度、4)最終濃度
があれば概算の算出は可能です。